【東京都北区】外壁クラックを徹底補修＋塗装仕上げ｜集合住宅の美観と防水性を同時に回復

建物種別	集合住宅（鉄筋コンクリート造）
所在地	東京都北区
施工内容	外壁クラック補修および塗装仕上げ
施工箇所	外壁全体（クラック補修＋塗装仕上げ）
修理担当者のコメント	外壁のクラックは放置すると構造的な問題に発展しかねません。今回の現場では、クラック補修と下地処理に重点を置いたうえで、弾性塗料で全体を包み込むように塗装しました。集合住宅は特に美観と耐久性が重要ですので、今後も適切なメンテナンス計画をご提案しながら、建物全体の健全性を保つお手伝いをしてまいります。

工事の目的

経年劣化によって外壁に多数のクラック（ひび割れ）が発生しており、一部は深部まで到達していると推察されました。

これにより雨水の浸入やコンクリートの中性化、鉄筋腐食といった構造的な問題が懸念されたため、クラック補修を行った上で、仕上げ塗装による防水性と美観の回復を図ることになりました。

現地調査の結果、外壁全体に渡ってランダムにクラックが広がっており、特に開口部周辺や外壁継ぎ目に沿って発生している箇所が多く見受けられました。

一部は雨水の染み出し跡も確認され、早期の補修が必要と判断。補修箇所の下地処理と、塗膜の密着性を高める工程が求められました。

ひび割れ部分を専用工具でU字状にカット後、プライマーを塗布し、樹脂モルタルで補修。クラックの深さに応じて材料を調整し、再発を防ぐためにしっかりと密着させました。

補修部周辺との段差を平滑に整えるため、補修箇所をサンドペーパーやヘラで研磨。不陸部分はモルタルで均し、塗装下地として適正な状態に調整しました。

外壁全体に浸透性シーラーを塗布。特に補修部や日当たり・湿気の多い部分は、吸い込みムラが出ないよう注意して施工しました。

弾性機能を持った中塗り材をローラーで厚く均一に塗布。補修跡を隠しながら、クラック追従性のある下地を形成します。

外壁全体に色調を合わせた上塗り塗装を実施。吹き付けまたはローラーで模様（シボ）を再現し、全体の統一感と防水性を向上させました。

施工後の外壁は、補修跡が一切目立たない自然な仕上がりとなり、美観が大幅に向上しました。

クラックからの雨水浸入リスクも解消され、建物全体の防水性が回復。今後の維持管理もしやすく、資産価値の維持にもつながる工事となりました。