
【東京都北区】テナントビル内の和式トイレを洋式トイレへリフォーム|快適性と衛生面を両立したトイレ空間へ
| 建物種別 | テナントビル |
|---|---|
| 所在地 | 東京都北区 |
| 施工内容 | 和式トイレから洋式トイレへの交換、床段差解消、給排水配管更新、壁・床仕上げ改修、トイレ扉交換 |
| 施工箇所 | トイレスペース |
施工前の状態|老朽化による使い勝手の悪さと衛生面の課題
施工前のトイレは、床埋め込み式の和式便器が設置されており、段差が高く、姿勢の負担が大きい構造でした。

さらに床は清掃性が悪く、
水はねや汚れが落ちにくい状態。
便器後方には古いタンクがあり、給水配管も露出していたため、見た目にも老朽化が目立っていました。
テナントの共用トイレとして多くの方が利用することから、
「洋式にして使いやすくしたい」
「衛生的で清掃しやすい空間にしたい」
というご要望をいただき、今回のリフォームをご依頼いただきました。
施工工程
① 解体・撤去
まずは既存の和式便器および床段差部分を解体。
便器が設置されていた床はコンクリート補修を行い、新しい排水管を正確な位置に新設しました。
② 配管調整・下地造作
洋式トイレは和式と排水芯の位置が異なるため、配管ルートを再構築。
床下補強と下地の造作を行い、フラットで安全な床面を整えました。限られたスペースの中で、給排水の勾配や接続位置をミリ単位で調整しています。
③ 壁・床仕上げ施工
床材には耐水性・防汚性に優れた木目調フロア材を採用し、明るく温かみのある印象に。
壁クロスも新調し、全体をホワイトトーンで統一することで清潔感と開放感を演出しました。
④ 洋式便器・温水洗浄便座設置
LIXIL製の節水型洋式トイレを新設。
温水洗浄便座を組み合わせることで、使用時の快適性が大幅にアップ。
電源や給水位置も再構成し、配線・配管の露出を極力抑えた美しい納まりに仕上げました。
⑤ 扉交換工事
最後に、老朽化していたトイレドアを撤去し、新たに木目調の化粧シートドアを設置。
丁番・ラッチ位置を現場に合わせて調整し、開閉のスムーズさと気密性を高めました。
全体のデザインバランスも考慮し、空間に統一感を持たせています。
施工後の様子|機能性とデザインを兼ね備えた空間へ
リフォーム後のトイレは、木目調のドアと明るい床材が調和したナチュラルモダンな雰囲気に生まれ変わりました。

床段差をなくしたことで出入りがしやすくなり、段差によるつまずきや不便さを解消。
洋式便器の据付にあたっては、排水芯や給水位置を最適化し、清掃時にホースや配管が邪魔にならないように設計。

使いやすさ・清掃性・衛生性が格段に向上し、テナント利用者の方々からも「明るくなって使いやすい」と好評をいただいています。
限られた空間でも快適さと安全性を両立|テナントビル特有の条件に合わせたトイレ改修

今回の現場はテナントビルという特性上、使用頻度・耐久性・メンテナンス性を特に重視しました。
配管の再ルート化や段差解消など、下地処理には慎重な施工が求められましたが、見た目の美しさと機能性を両立するため、細部まで丁寧に仕上げています。
限られたスペースの中でも、安全で快適に利用できるトイレ空間を実現できたと思います。
今後も、店舗や事務所などのテナント物件でのトイレ改修にも柔軟に対応してまいります。




